12月がスタートしました。
今月のお教室便り掲載させていただきます。
今年も一歩一歩あゆみを進め、上達したことを嬉しく思います
しかし今年はあまりテキストが進まなかった、今年習った曲が数曲しかない、、と悩んでいる生徒さんもいらっしゃると思います。
毎回お話ししていますが、ピアノは、自宅での練習がとても大事です
1週間、もしくは2週間後の次のレッスンまでの間に自宅で毎日練習をする事で、ピアノの上達が全く違ってきます。
練習が少ないとせっかくスラスラと読める様になった読譜も、読むことが億劫になったり、曲の内容やその曲に対する積極性も少なくなってしまいます。
お子さんにとってはまた最初からの譜読みとなってしまい、振り出しに戻ってしまいます。
前回やったことは何だったのでしょうか?
そんな時間を過ごすのは、時間はたくさんあったとしてもやはり勿体無いことだと思います。
それからもう一つ、練習は誰のためにしているのでしょうか?
と、思うことがあります。
ピアノを習うことは、情操教育の一貫として、また指を動かすことによって脳への刺激となり学習能力や運動能力が上がるとも言われます。
また、何より音楽が癒しになり心を支える、そして人生を支える大切なものとなって欲しいと思います。
それをお伝えしたくて私も教室を開講していますし、生徒さんの生き生きとした笑顔と、音楽への楽しい気持ちを感じられる様に、充実した30分のレッスンとなる様にそれを目指しています。
そんな中で、ピアノは、自分のために練習して欲しいと思うのです。
言われたから練習する、と言う姿勢では無く、自分の力で音符を読み、自由にピアノを弾けることを目指して自分のためにピアノを練習して欲しいと思います
自分の為に練習している生徒さんは、目標を持つ事が上手です。
そして長く続けられることができます。
この曲を弾ける様になりたい!と動画配信サイト等で多くの曲を聴いたり、常にアンテナを張って楽しんでいると思います。
しかし、練習が思うように出来ないと、目標も見えてこないし曲が思うように仕上がらない、そしてピアノを弾く楽しさも見えてこないのではないでしょうか。
もちろん、それら全てを受け止めて楽しくピアノを弾ける様に、そしてスムーズにレッスンを進められる様にする事が私の努めです。
年に一度の発表会、またコンクールやグレードテストを目標としてご案内させていただいたり、また好きな曲のリクエストを伺ってなるべく希望に沿った曲が弾ける様に考えています。
しかし30分のレッスン時間内では、できる事は限られます。
家で練習をしてきていただき教室でその曲を仕上げ、次の曲の譜読みと楽譜に書かれていることを学習し、また来週まで家での練習をして次のレッスン来ていただきます。
その繰り返しで確実に上達していくのがピアノのお稽古だと思います
30分のレッスンの中では、歌を歌ったり、楽器を使ってリズムや視唱も進めたいです。
曲の仕上がりが良いと、もっと他のことがレッスン内で新しく学習ができますし、音楽ノートの書き込みも進められます。どうぞそれをお忘れになりません様、しっかり楽譜が読める、そしてピアノを自由に奏でられる様になっていただきたいと思います。
先日、小学5年生の生徒さんと一緒に私の師匠のところへピアノのレッスンに行って来ました。
12月に開催されるカワイ音楽コンクールに向けて連弾の課題曲や独奏の曲をレッスンしていただきました。
言われたこと事がなかなか修正できない私に比べ、生徒さんはすぐに反応できて直っていく、吸収力の高さに改めて感心し、私自身は柔軟性と対応力が年々落ちてることを実感し反省した1日でした。
目標を決めてそこに向かって切磋琢磨、頑張っていくことは、挑戦できる年代も限られていますので、タイミングを逃さず何事にも前向きに挑戦して欲しいと思います
さて、師走の今月は、楽しいイベントもたくさんありますね。
どうぞ体調管理にも気をつけてお過ごしください。
12月もどうぞよろしくお願いします。