こちらの記事には、一足早くピアノ搬入の様子を書かせていただきましたが、
新しいピアノが入って1週間が経とうとしています
お一人、お一人の生徒さんから新しいピアノと向き合い、やる気が出てきた!音が全然違うね!深みのある音だね!と、いう様々な感想をいただいています。
新しい響き、新しいタッチ、そしてその姿を見て、ある生徒さんは、「前の方が良かったな、、」と、一言ポツリ。
よく、わかります。。。。
私自身は、そのピアノを購入した本人なので、とてもそんな言葉は言えませんが、
慣れるまでが大変な生徒さんもいると思います
その気持ちも大切に察してあげなくては、と思いました。
実は、私もこの1週間、未だにしっかりピアノと向き合えていません。
むしろ遠巻きに眺めながらの状態です。
しかし、そろそろじっくりと対話をする時間を持ちたいと思っています。
ピアノは、完成までに非常に長い時間と人の手が多くかかっています
このピアノの選定をする為に、発表会を終えた二日後に河合楽器竜洋工場に出かけて、2台ある中から、このピアノを選びました。
その際に、工場見学もさせていただきましたが、ピアノ作りに携わる多くの人の手と、思いを強く感じました。
まずは、入り口入ったところに、資格を持った方々が作っていると言う写真入りの名札が並んだそのプレートを見て、工場にいらっしゃる方々の多さに驚きました。
しかし見学を進めるに従って、これだけの人数の必要性を深く感じずにはいられませんでした。
ピアノの制作は、ほとんどが手作りです。
もちろん、大きな響板と言われる蓋の部分の板や、側面をカーブさせる手は、工具など機械の手も必要だと思いますが、ベルトコンベアーに乗って、次々自動で作るということではなく細かい部分は、全て人が関わっています。
金色のフレームを取り付けたり、ミュージックワイヤーというピアノ線を張るのも、人の力と目を使って、またピアノの鍵盤やハンマーの取り付けのところは、女の方が多く働いていましたが、パーツは6,000個にも及ぶそうです。
とても手間がかかる、途方もない作業を一人一人、担当を決めて仕上げていく様子を見て、大切に使っていかなくてはと思いました。
このピアノを入れるきっかけは、営業の方のお話もありますが、やはり生徒さん達がいらっしゃるからこそです。
私一人が奏でるピアノでしたら、ここまでの物は選ばなかったと思います。
教室を開講して生徒さん達に通っていただいているからこそ、しっかりとしたものをと思い、決めました。
どうぞ、それぞれの気持ちをのせて、大切に弾いてください
余談ですが、今回ピアノを入れることで、レッスン室のプチリフォームを進めています。
全て主人が一人で手を入れているので、少しづつですが、ひとまずは押し入れを解体して、ここまで進みました。
また少しづつ変わっていくと思います。
部屋の大きさは変えられませんが、だいぶすっきりしました。
さて、8月は、3回レッスンにさせていただきました。
明日8/9より1週間お休みをいただきます。
宿題となるテキストや、新しく決めた曲を少しでも時間を見つけて練習していきましょう。
暑過ぎる夏ですが体調には、充分気をつけてお過ごしください。