さて、お教室の発表会まであと1週間となりました
皆さん、調子はいかがですか?
こちらのブログにも当日の注意事項を書きましたので、併せてお読みください。
毎回のお稽古で、生徒さん達の緊張感が高まっているのを感じています。
焦って早く弾いたり、動画で見たあの演奏の通りに弾きたいのに出来ないとイライラしてしまったり。。。
それでは、本番まで気持ちも身体も保てなくなってしまいます。
この時点では、もう動画などは参考にしないほうがよいですからね。
自分の演奏だけを見直してください。
ここが弾けない、ここが苦手だと、自分の演奏を自分でまた家族で分析することが大切な時期です。
録画して見返してみることも思いがけない気づきがあって、とても良いので是非やってみてください。
演奏は、今まで練習してきた積み重ねです
一日、一日成長していくものなので、技術もセンスも毎日積み重ねて磨いていくものです。
ピアノもスポーツも勉強もみな同じですね。
1日休むと3日分位元に戻ってしまう、、あっという間に音を忘れてしまう。
そういうものです。
ですが、積み重ねることによって確実に身体も指も変わってきます。
筋肉もついてきて、力強い音を出せる様になったり、素早く動かせるようになって早いパッセージも気持ちよく弾ける様になります。
ですから今年の発表会は、
今までの自分の努力の成果を出せれば良いと思います
カッコつけず、ありのまま、そのままの自分を出して自由に楽しんで弾いてください。
ただ、本番までまだやれることはたくさんあります。
出来ない箇所を取り出してそこだけ何度も繰り返し練習する。
曲を覚えて暗譜で弾けるように頑張ってみる。
強弱をしっかり見直して、アクセントやスタッカートの音をしっかり弾けているか確認する。
どうでしょうか?
これをやってみるだけで、その曲はまた見違えるほど素敵になると思います。
自分で演奏していて、楽しくなれる様に頑張ってみてください。
私も昨日、自分のピアノの曲を見てもらいにレッスンに行ってきました。
今年の講師演奏では、カプースチン作曲の8つの演奏会用エチュードより「前奏曲」を演奏します
この曲は、とても音の数が多い、そしてリズミックな難しい曲です。
ジャズのリズムが随所に散りばめられていて、そのスタイルはとても新鮮です。
この作品に興味を持ったのは10年ほど前。
ピアニストの辻井伸行さんがとても素敵に楽しそうにこのエチュードを演奏しているのを見て私もその曲と作曲者に興味を持ちました。
それから何年もあたためてきましたが、当日どんな演奏になるか、、脱線しないようにと思います。
とにかく、一つ音を外すと全てのつながりが断たれてしまうような、繊細でアグレッシブな曲です。
そして弾いていて楽しい、魅力的な曲です
今年私は、ウクライナ出身の作曲家の曲を弾く機会に恵まれました。
6月のコンサートでは、プロフィエフを、そして今回はカプースチンです。
昨今の状況を鑑みると考えずにはいられない、世の中の流れ。
少しでも平和を願って祈りを込められると良いのですが、、、きっと演奏中の心の余裕は、ないかもしれません。
ですが、音楽を通して、自分のできることをやっていきたいと思います。
昨日のレッスンでは、改めて楽譜に書かれていることをしっかりと読み取ることの大切さを実感しました
アクセント、スタッカート、メロディーラインはどれ?ビートの感じ方は?
当たり前のことをしっかり直していくことで、また曲は息を吹き返して生き生きしてきます。
皆さんも自分の曲を、改めて見直してみてください。
少しテンポを落として、じっくり右手だけ、左手だけ暗譜を確認してみる。
出来ない箇所を何度も繰り返し、ゆっくりした速さから少しづつテンポを上げて練習しましょう
今までスラスラ弾けていたのに弾けなくなってきてしまったり、指が滑る様になる現象も起こります。
そういう時は、店舗を思いっきりゆっくりにしてフォルテの音で通して練習したり、できない部分を取り出して、スタッカートにして弾いたり、リズムを取り入れて弾いてみましょう。
今までのものをリセットする様な気持ちで部分練習やリズム練習を取り入れましょう。
そして徐々にテンポを上げて本番まで調整していく方法も良いと思います。
他にも色々な練習方法があると思います。
ですが、本番2、3日前には、苦手なところの部分練習は終えて、通奏と言って、通して止まらずに弾くことに集中して練習してみてください。
一回一回を集中して弾くことを心がけて頑張りましょう。