ピアノの練習について 音符の読み方

ピアノの練習の仕方に悩む|どうやって音符を読めば良いのか?

投稿日:2023年3月3日

日々のお稽古では色々な悩みがあると思います。

その中で多いのは

音符をどうやって読めば良いのかわからない

という悩みです。

最近の教本には、特に幼児さん向けのものには、とても丁寧に指番号が書かれています。
音符の上にある「1,2,3,4,5」の数字のことです。

数字の方が覚えやすい!と、密かに考えた子供たちは、ある程度の年齢になるまで、実は数字で音符を読んでいました、、という方が多いのです。

なるべく数字を隠したり、音符カードやノートを使ってレッスンを進めますが、それでもなかなか音符読みが苦手なお子さんもいらっしゃいます。

そんなお子さんたちに共通するのが実はすごく耳が良いことです

ソルフェージュで音読みをするとき、音符を読むより先に私が音を鳴らしてしまった時は、すぐさま音を答えられます。私の弾いた音はほとんど耳で覚えて弾こうとします。

最近思うのですが、時々覗く歌番組や動画サイトでは歌の上手な特に声の音域が広い方や、私はピアノに特化して見てしまいますが、楽器の上手な若者がすごく増えています。

これはこうして世に見せ合う機会が増えたから、目にする機会が多くなっただけかもしれませんが、
小さな頃から自分で動画サイトや音楽配信のサイトに触れて、多くの素晴らしいピアノや歌を聴いて見れる環境で育ったからこその、今の子供たちのより進化した状況なのかと思ったりもします。

そうして育った子供たちは耳からまた目からも吸収して、自分のものにしてしまいますが、そうなると楽譜を読むのが煩わしくなってしまうのかもしれません

そうなると今まで根気強く音符の読み方を覚えて、工夫して模様読みをしたりと進めていたレッスンが通じないというか、こちらでもっと考えなければ、、と思うことが増えました。

ここで私が諦めてはいけない!と毎週カードやノートを使って、リズムやソルフェージュを試みて進めていても、外の世界で溢れかえる音楽を耳から吸収して弾いてしまえるのですから、こんなに魅了的で楽しいことはありません。

ですので、

レッスンでも保護者様の了解を得て、耳を育てるレッスンを進めていくこともできます

特に小学生になられてから習い始める場合は、特に音符を読みたくない傾向が強く、小学3年生くらいだともう音符読みたくない〜〜と半ば頑固に決めてしまう場合もあります。

そうなるとこちらで口うるさく、「音符を読んでから!お家で弾いてきましょう」と言っても、それは子供さんにとっては辛い時間にしかならなくなってしまいます。

そんな悩みを抱えている様子は、こちらでもすぐにわかりますので、臨機応変にその生徒さんなりの対応することもできます。
保護者様からの音符は読めなくて良いので、耳を育てたいです、というご要望にもお答えします。

ですが、できれば音楽に通じる言語、『音符』はピアノで弾く音の数88鍵盤の数くらいは(正確にはオクターブ記号で上も、下も表記できるので64〜76個くらいでしょうか)読めた方が良いと思います。

そしてお家での練習の時も、お子さんに楽譜を読む時間を一緒に考える時間をもってあげてください。
お子さんが考えている時間、少しだけ待っていてあげるのも必要だと思います。
そんなふれ合いを持った練習をしていただきたいと思います。

ご希望があれば、数に限りがありますが音符カードの貸し出しもいたします。

私自身も待つことの難しさ、大切さはすごく感じています。

元来私は、せっかちな性格ですので待っていられず、つい答えを言ってしまうこともしばしばあるのですが、やはりその気持ちのゆとりを持たなければ、、と日々反省しつつです。

お稽古に連れて来てくれる可愛らしいゲストに癒されながら、生徒さんの成長をゆっくりじっくりと見守れる気持ちを大事にしなくては!と思います。

またお稽古頑張っていきましょう。

何かお困りのこと、お悩みがありましたらいつでもご相談ください。

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