新緑が深まるこの季節、そして梅雨の時期もやってきます。
雨に打たれながらも、木々の緑や、花々の光り輝く様子は心癒されます。
ゴールデンウィークが明けて、始まった学校生活では、課外活動の様子が多く聞かれました。
職業体験や、社会科見学、遠足やペア活動、そして運動会も開催された学校もありました。
この3年間、さまざまな制約を受けながら過ごしてきた子供達にとって、本当に喜びの時間を過ごし、体験できた事、良かったなと思います。
コロナも5類への分類になり、少しずつマスク生活も緩和されてきたように思います。
お稽古でも、今後マスクは、外していただいて大丈夫です
最終的には、ご家庭の方針や生徒さん達それぞれにお任せしますが、基本は外していただいて、私も生徒さんに合わせて、対応していきたいと思います。
さて、お教室では7/29の発表会に向けて、まずは目標の曲を進めています。
発表会に参加しない生徒さんもそれぞれ曲を決めて、ご自宅での練習、そしてピアノ教室もお休みしないで頑張って欲しいと思います。
子供達は、色々な分野で今が成長期
身体もそうですが、精神的にも、そしてピアノを弾く技術も日々成長していきます。
習い始めは音符の長さや、音の読み方を覚えていく時間も大切にしながらお稽古を進めて、少し難しいレベルのコピー譜をお渡しして、曲を完成させていく事もしていきます。
弾けなかったところを毎日何回も練習していたら弾けるようになったよ!!と嬉しそうに話してくれる生徒さん。
また、自分のペースで無理せず、少しずつ曲を仕上げていく生徒さんもいます。
高学年になると今週は全然練習できなかった、、と言って勉強との両立に悩みながらも、毎週のお稽古で積み重ねて進めていく生徒さんもいらっしゃいます。
そんな中
成長をしていくとは、どう言う事でしょうか?
ピアノを習っている限り、演奏技術を高めて成長することはとても大切です。
レパートリーを何曲も増やして、人前で演奏できる曲を何曲も持つこと、それも大事です。
ですが、まずは弾けていないところ、上手く弾けなかったところを何回も何回も繰り返し練習し、そのフレーズが自然とスラスラと弾ける様になる、そこまで到達させる事がとても大事だと思います。
「弾けなかったところが弾ける様になること」を、目標にしてみましょう
今できなくても、いつかできる様になる、では無くこの限界を超えてその向こう側に到達して欲しいと思います。
もちろん人それぞれ成長点は違いますので、みんなが皆同じ様には進めません。
それを見極めるのも大事なことです。
そして成長のポイントは、そこだけではなく、例えば曲の雰囲気を味わえる様になった、長調と短調の曲を、その曲の特徴を感じて、心に響くものを見出したり、切ない寂しい気持ちになる曲に心打たれたり、それに気づける様になることも成長だと思います。
その上で、皆さんそれぞれの形で、ピアノを弾き続けていく、ピアノを演奏する時間を大切にしていただきたいと思います
あっという間に過ぎてしまったこの5月でしたが私自身は、昨年より本番の回数が少ないことで、身体と心を休める時間を持つ様に心がけました。
50代も進んでくると身体も脳も思った様に言うことを聞いてくれなくなります(冷汗)
先日は、ここ数年調子が変わってきたのを気にしながら過ごしていたのを、はっきりさせようと、胃カメラ検査をしてきました。
結果、胃の中は問題なくきれいで、時々不都合がでるのは、緊張性過敏性によるものだそうで、年齢を重ねるごとに色々ありますね。
それでも限界を超えたいと今年の発表会の講師演奏はショパンのバラード第3番を選びました。
完成するか、不安もありますが、生徒さんと共に成長していきたいと思います。
努力を積み重ね、コツコツと根気のいる練習を重ねて頑張りましょう!
6月のお稽古もどうぞよろしくお願いします。