寒さも厳しくなってきて、ひだまりがことのほか暖かく感じられます。
2021年もあと10日あまり、月日のたつのが一段と早いです。
今月はコンクールを目標に励む生徒さんと共に、私も緊張と充実感を味わいその度に背筋の伸びる思いです。
コンクールに挑戦するとは、どういうことでしょうか?
自分の演奏の力量を試す機会は、発表会やグレードテストもそうですが、コンクールはまた違った意味で貴重な経験のできる場だと思います。
今まで積み重ねてきた成果を、十分に発揮することができるように、その日まで何度も何度も練習を重ね、その曲を磨いていきます。
当日は共に挑む出場者の演奏を聴きながら、自分の演奏を発表し、そして評価を得ること。
コンクールはどんな結果であろうとも、それを受け止め次への目標としてつなげていく励みになっていくものだと思います
目標を達成する結果が出せた人も、思うような結果につながらなかった人も決してそれに甘んじず、そして気持ちを切り替えることも大事です。
結果は結果として受け入れて、また気持ち新たに次へ向かうこと。
コンクールは決して結果が全てではない事を、まずはご家庭で話をしてほしいと思います。
そして何より目的を持って練習をすると、特に小さい年代の頃は、大きな成長と、驚く様な吸収力があります。
その経験は、他のものにも生かすことができますし、一生の財産になると感じます。
そして
コンクールでも根本的に音楽を楽しむ気持ちを忘れないでほしいと思います
今月、そして年明けにも挑戦する生徒さんがいらっしゃいます。
頑張りを存分に発揮し、楽しめます様に願っています。
さて、話は変わって今月私は、コンサートに足を運ぶ機会を多く持つことができました。
ジャズのライブ、クラッシックのピアノリサイタル、ジャンルは違えど、やはり生の演奏を聞く機会はとても貴重です。
演奏者が奏でる音楽を、聴く側もそれを聞いて楽しみその演奏はその一瞬であって、その時間は2度と戻ってはきません。
作品として残るという形は、例えば美術では絵画として後世に残りますが、音楽は一瞬の時間芸術と言われています。
だからこそ、演奏会のその時間を共に共有することが素晴らしいのだと思います。
今や配信ライブという便利な形態もありますが、音楽を生で味わうことは大事だと改めて思いました。
ですが、昨今のコロナの心配な状況はまだ続いています。
油断せずに過ごしていかなくては、と思います。
どうぞ皆様もお体に気をつけて、イベントの多いこの時期を楽しく健やかにお過ごしください。