8月1日、第26回目の教室の発表会を無事終えることができました!
(写真はほとんど撮る余裕がなくて、、、正面受付の写真だけですみません)
コロナの感染拡大が心配な状況になる中、生徒の皆様にはお休みなくご参加いただき、開催へのご理解、ご協力にも感謝いたします。
そして今までたくさん練習を積んできた生徒の皆さんもよく頑張りました!
前半の部の方達には最後のご挨拶ができなかったので、そして後半の部の方には感極まってしまいお話を割愛させていただいた部分がありましたので、こちらに改めて書かせていただきます。
よろしければお読みください。
月日が経つのは本当に早いもので昨年のおさらい会からちょうど1年たちました
コロナ感染症という未曾有の出来事から1年以上、まだ安心できない状況ですが、健康管理や風邪にかからない様に防ぐ手立てにおいては本当に多くの学びがあったこの一年だったと思います。
本日は皆様、発表会にご参加いただきありがとうございました。
そして生徒の皆さん今日は素晴らしい演奏をどうもありがとうございました。
みんなの表情を舞台袖からずっと見ていました。いつものレッスンの時の皆さんの様子、悩んだり、困ったり、一緒に喜び合ったり、そんな事を思い出しながらよくここまで頑張ったな〜と感動してみていました。本当に素敵だったと思います。心のこもった素晴らしい演奏でした。
音楽というものは、言葉ではなく、音で伝えるものです。
それでは、何を伝えているのでしょうか?
皆さんは今日、自分の弾いた曲をどんなメッセージを込めて弾きましたか?
ここの、このメロディーが好き!高い音で弾く所が綺麗、低音を目立たせて弾きたい、通して頑張って演奏したい!色々な思いが詰まっていると思います
そしてそれは、言葉ではなく心で伝えているものだと思います。
常に音に対してまた曲に対して心を通して伝えたい思いを音にして届けることを意識して欲しいと思います。
ですが、頑張って練習してきた曲を心を込めてあるいは気迫に満ちた気持ちで演奏する時、どうしても舞台の雰囲気に飲み込まれてうまく演奏できない時もあります。
舞台の上では強い精神力と集中力が求められますし、今まで経験したことのない焦りや動揺もあるかもしれません。
大事な事は、本番で成功することではなく、本番までの努力にあると思うのです
もちろん本番でミスなく演奏することが一番大切なことです。
ですが、発表会でミスが多く落ち込んでしまったり、どうして人前に出ると緊張してしまうんだろう、、と悩んでいる方がいらしたら、成功は本番だけではない事。
今まで積み重ねてきた日々にあるのだという事を考えて欲しいと思います。
ピアノや歌は体の一部のようなもので、努力したらその分、必ず実ります。
人によって、その実り方に差はありますが、努力しなくても何となく弾けてしまう演奏は、あまり面白くないと思います。
音を間違えるとか、はずしてしまうとか、弾き直してしまったとか、そういう表面的なミスは客観的にはとても目立つものですが、そんなことよりも大事なのは、そこに音楽があるのか?歌があるのかどうか? ということだと思います。
ですから、生徒さんたちは、小さなミスで落ち込まないように。ご父兄の皆様もそのような事には寛大にお願いします。それより、本番までの努力を褒めてあげてください。
私が今ここにあるのは、皆さんのお陰です
こうして教室に通っていただく生徒さんがいらっしゃるお陰で私も成長し、お教室を続ける事ができます。これは本当にありがたい事と思っております。
そして年々、脳も身体も退化して、色々不都合おかけしていると思うのですが、心は年々熱くなるばかりです
この毎年開催する発表会も、私の勝手で1年でと決めてはおりますが、本当は、2年に1回でももっと楽な方法でも良いわけです。
でも休んでしまうと、私も忘れてしまう、楽にすればどんどん人間は楽な方向に行ってしまう。
ですから、私も自分にむち打って開催しています。今回挑戦したベートーベンは、本当に苦戦しました。
筋肉も落ちてくるこの年代にこの激しい曲を選ぶのはとてもリスキーな事なのですが、やはり頑張っている生徒さんに私も同じように挑戦している姿をと思い挑みました。
ここ数週間は夜な夜な練習していました。すればするほど、色々奥深くなります。
そして当日は皆さんからいただいた応援のパワーのおかげで前半、後半ともしっかり弾き通せたと思います。
鳴り響くコンサートグランドの響きも楽しむことができました。
やはりピアノは楽器の王様だと思います。
子供さんの成長はあっという間で、大切な1年1年だと思います
その瞬間その姿はやはりその時しか見ることができません。
年長さんの時期、小学1年生の今、そして2年生、3年生とあっという間に大きく成長されます。
緊張せずこなせていたものが、変な緊張を覚えて、人前に出るのが苦手になったり、億劫になってしまったり、ですがこの舞台に立つ経験をすることで、臆せず大きな自信を持てる人になってほしいと思います。緊張を経験すればする程人は大きくなっていくと思います。
来年も皆さんのそのキラキラした笑顔に合えますよう、また練習をサボらず新しい曲を仕上げていきましょう
今年も多々ご不便をおかけし、失礼があったかと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。
今後もお教室頑張っていきますのでどうぞ皆様のお力添えをよろしくお願い致します。
有り難うございました。