一昨日はジャズピアノの発表会に参加しました
曲は「Autumn Leaves」
ジャズではスタンダードと言われている有名な曲です。
今まで何度も弾いて、勉強していた曲でしたが、今回はピアノソロで弾くために前半を考え、テーマやアドリブも色々作り込んでいました。
最近は、頭の中で組み立てても次の日にはその音すら記憶に残らない、老化現象に悩まされる昨今ですので、今回は、楽譜に起こしてそれを見て練習するメニューを積みました。
が、本番では、作り込んだものは、ほとんど吹っ飛んでしまい、アドリブは怪しいアドリブになりましたが、それがジャズの醍醐味でもあると思います
当日はその通りでなくても良いし、自分の中からわき出てくる音で即興演奏を楽しめればいいのです。
もちろんその湧き出てくる音が、いまだに乏しいですし、音の並べ方もノリもできていないのは、情けないほどよくわかります。
久しぶりにソロで演奏する機会を持ててとても楽しかったです
ジャズはやっぱり良いですね。
何事もそうですが、そして年齢と共にうまくいかない事の方が多くなるのですが、やはり挑戦した方が、より目標が見えてくると思います
他の方の演奏に触れて、そして師匠の演奏に聞き入って心揺さぶられ、おこがましいけれど、いつかあんな風に弾けたら良いなぁと夢みています。
ピアノを演奏しながら、語りかけるように、叫ぶように、そして笑うように、泣いているように、呟いているように、囁くように、様々な表現をこの指から生み出す。
私たち演奏するものにとって、当たり前のことですが、
ピアノを演奏できることは、特別なことだと思います
生徒さん達にもよくお話ししますが、ピアノを弾けるって、特別なことだと思います。
88本の鍵盤を操って、自分の手で自分だけの音楽を生み出していく、その醍醐味に気づいてほしいと思います。
最近はYou Tubeやテレビ番組でもピアノを弾く動画や番組が増えましたね
魅力的なことに出演しているアーティストは皆、心から楽しんで演奏しています。
そして自己流でやってきた方も多かったり、驚かされる演奏をしている人もたくさんいらっしゃいます。
好きこそものの上手なれ、とは少し古い言い方ですが、まさにそうだと思います。
私はお稽古の中でいつもどこまで注意をすれば良いか、どのようにアドバイスしたらその生徒さんは曲の完成まで向かっていけるのだろう、、と。
言葉がけ一つでその生徒さんの音楽への、またピアノへの意識が変わってしまいます。
だからこそピアノを教えることの責任に押しつぶされそうな時もありますし、反省しながら保護者の方に連絡をとってお詫び申し上げたり、励まされたりです。
いつも有難うございます。
頭ごなしに叱られた私の小さい時の記憶も、もちろん音楽の専門の道を目指すための叱咤激励ならば自分も理解できるものの、年齢の低い生徒さんへの叱責は果たしてどこまで必要でしょうか?
そんなことを考えながら常にレッスンを進めなくてはと思っています。
話が逸れましたが、
そしてピアノというものは、離れてしまうと、途端に弾けなくなります。
できることなら短い時間でも良いので毎日弾き込んでいくと良いと思います。(←自分への戒めでもあります)
昨年から新型コロナの影響コンサートが開催できなかったり、舞台に立てなかったり、中止になったり、辛い思いがたくさんありました。
ですが、
制約が合ったからこそ気づけた大きな意味もあります
こうして発表会を開催していただき、参加させていただけた事、ここ数週間はそれに向かって無心にただひたすらにピアノに向かい、悩んだり焦ったり、落ち込んだり、楽しかったり、ウキウキしたり、そういう時間を過ごせることって本当に幸せだと思いました。
何事も続けていく事の大切さを感じました
そして少しでも前進!そして成長したいと思います。