今年もあと、わずかです。
いよいよ2024年も押し迫ってまいりました。
1月の教室便りを発行しました。
冬休みに入って、少し穏やかな表情が見られたり、学校がお休みだからか、元気が有り余ってピアノの音が一段大きかったり子供達の表情は本当に正直だなと思います。
今年一年どんな年だったでしょうか?
グレードテストやコンクール、または伴奏のオーデションに挑戦した。
学校で音楽会に参加した。
駅ピアノを弾いてみた。
音楽の成績が上がった。
音楽に、ピアノに携わることで実りを得ていただいていたら私も嬉しく思います
反対に、それでは何かに挑戦しなくてはならないのかと、言うとそうではありません。
1週間で必ず練習する日を作ることができた。
目標としていた曲が弾ける様になった。
練習はできなかったけれど、好きな曲、挑戦したい曲を頑張っている。
そして何よりピアノを楽しんで弾けたと言う気持ちがあると良いです。
皆さんそれぞれ好みも違いますから、ピアノへの向き合い方も様々な形があって当然です。
ピアノの練習を当たり前のようにできる子もいれば、それやらなくちゃいけないの?と疑問が出てしまう子もいると思います。
もちろん勉強もスポーツもピアノもそしてゲーム諸々も、分け隔てなく満遍なくできればそれは良いに越したことはありません。
ですが色々欲張ってしまって、心が折れてしまうこともありますね。
子供の気持ちは繊細で正直です。
できる事には限度があると思いますし、範囲もそれぞれだと思います。
私自身、学校時代を振り返るとピアノの練習はそれほどやりませんでした。
母親に言われて渋々練習する毎日で、それこそコンクールやオーデションには立候補したこともなかったです。
ですが歌うことが大好きで得意で、学校でもよく下のパートを歌ってと、先生に言われて、ハモリパート担当するのがまた嬉しくて、その延長でピアノも好きだったのかもしれません。
そしてそれが支えとなって今に至っていると思います。
今月の教室便りにも書きましたが、最近考えることは、現代の様々なメディアや情報が飛び交う今の世の中で、ピアノの前にじっと座って集中して練習に取り組むことは、いささか難しくなってきているのかもしれないということです。
ご自宅での練習ができなくても、教室でのレッスンだけで仕上げていく形でも良いかと思います
止まらないで間違えずに弾くことに重きを置かず、その曲を楽しんで弾いているかを見ることが大切だと思います。
一曲でも二曲でも楽譜を見ないで弾ける曲を常に持てることを意識して欲しいと思います。
習った曲を振り返ったり、今楽譜を見ないで弾ける曲はあるかな?と提案してみたり。
是非レパートリーを増やして欲しいと思います
また、音符を読むことが嫌だという生徒さんには、耳で音を取る形など、その生徒さんに向いているレッスンを心がけていきたいと思います。
ただし、将来の目標がコンクールやグレードテスト、また専門の道に進みたい生徒さんもいますから、その場合はその専門にレッスンをさせていただきます。
分け隔てないレッスンというのは、また少しずつ意味が変わってその生徒さんにとって何が一番必要なのかを、考えたレッスンを心がけたいです
身体に直接響く生のピアノの音を子供の頃から楽しめる経験を、AIが答えてくれるような世の中だからこそ、必要なもので大切にしていきたいと思います。
今年も生徒さん方には、前進を心がけてレッスンしてきたつもりですが、不都合をおかけした事もあったかと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。他にも何か悩んでいることなどありましたら、いつでもお話しください。
新年度へ向けてのお時間や曜日のご希望などございましたら、ご連絡ください。ただ申し訳ないのですが、現在レッスンの空き時間が非常に少なくご希望を受けすることが難しい状況です。
また新年度の動きを見て順番にご案内をさせていただきます。ご了承ください。
来年もレッスン頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。