お教室便り ピアノ教室

11月のお稽古|グレードテスト、コンクールに向けて

投稿日:2020年11月15日

11月も半ば、紅葉の時期ですね。
清々しい秋晴れの空と、山々が少しづつ色づいていく様子を見ていると心もすっきりしてきます。
丸子川沿いにはコスモスも綺麗に咲いていますね。

しかし、世の中の様子が徐々に心配な状況になってきました。
新聞の一面には「国内最多感染」の見出しがあって、でもその横には「GOTO延長方針、、、」という文字があり、とても複雑な気持ちです。

どうにもできない事なのかもしれませんが、どうか一人一人の健康と、安心して生活ができる日々が守られますことを祈る気持ちです。

私自身も健康に気をつけながら教室をさせていただいています。
そして毎年恒例のこの時期の自宅でのおさらい会も開催したい気持ちいっぱいなのですが、やはり今年は見送らざるを得ません。

とても残念ですが、、、

是非この時期に、ご自宅でご家族集まって改まって聞く機会を作っていただけるといいなと思います

子供たちはご家族に演奏を聞いてもらうのが何よりも嬉しく、また保護者の方に褒めていただくのが何よりもやる気アップにつながる大きな喜びになると思います。

夏のホールでのおさらい会以降、この芸術の秋の季節に練習を頑張って、グレードテストへ挑戦したり、そしてこれから始まる12月のピアノコンクールに向けて練習を積んでらっしゃる生徒さんもいます。

音楽は、心を癒し、支えてくれるものですが、その曲をもってして何かに挑戦することも、とても大事な機会だと思います。

今日は日曜レッスンの生徒さん方、皆さんよく練習して教室へ来てくれました。

先週お休みをいただいたので、どんな様子か心配していたのですが、皆さん家での練習をきっちりやっている様子が十分伝わって、私もとても嬉しくなりました。

合格して次の曲へ進んでいく、それを毎回のレッスンで積み重ねていくことが上達への階段です。
その階段は一段抜かしでポンポンと、、、という方法は無くて、一歩ずつ、一歩ずつ上っていくしかありません。
勉強もそうですよね。毎回お伝えしていますが、、、

ピアノは毎日の積み重ねがとても大切です

最初の譜読みではため息が出ちゃうくらい、嫌になったり、つらかったりするかと思いますが、それが全てに通じる道です。

だんだん音読み(読譜)も早くなってきますし、リズムにも強くなってきて、パッと見ただけで両手ですらすら弾ける初見奏の技術が身についてくると思います。

しかしそうなるまでには、とても時間がかかります。

ピアノは両手で全く違うことを弾き、いっぺんに読む音符の数もどの楽器よりも多いと思います。
それを一瞬で把握して音楽として演奏するのですから簡単ではありません。

ですが、一度身についてしまうと、勘の良さも付いてくるし、鍵盤を見なくても何の音がなっているのか、耳も鍛えられてよくなっていきます。

ただ残念なのは、休んでしまうと元に戻ってしまうこと

それはスポーツでも勉強でも、仕事でも家事でも何でもそうですね。
ちょっと離れてしまうと忘れてしまいがちです。

ただ不思議なことに中学3年生くらいまでに習ったことは不思議と忘れていません。
その頃にさらった曲は私もよく覚えています。
しかし悲しい事に、30代くらいから習った曲はすっからかんと記憶になかったりします。

ですので、若い時に勉強することはとても大事なのです。
その頃やったことは一生身体に、脳に刻まれて残っています。

20代までは、どうぞ自ら率先して練習を積んで、勉強して、そして様々なことを経験してください。

その頑張りは、皆さんを支えてくれる大きな財産になります

今の私は貯めてきた財産(という大きなものがもう切り崩されてなくなってきているのですが)を少しづつ崩しながら、そして先生のところへ習いに行きながら維持できるよう頑張っています。
最近は頭も身体も反応が年齢相応に?いえそれ以上に?鈍くなってきて曲を覚えるにも若い頃の2倍、3倍の時間がかかります。

それでもこの仕事は一生挑戦そして勉強だと思っています。
やらなければならない曲はまだ山ほどありますし、やりたい曲はそれ以上です。

是非、挑戦する気持ちを忘れずに免疫力を高めながら頑張ってきましょう

遅くなってしまいましたが、11月のお教室便りです。

こちらのブログでもお知らせしてありましたが今月は月曜日クラス以外の曜日の方は3回レッスンにさせていただきました。

11月後半もよろしくお願いします。

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